2017/07/22 04:54

 

このお香はお寺の和尚さんが香原料を調合し、作ったお香です。

それぞれのお香には仏教の教えからイメージし、香りを表現しています。

 

このお香もまたその一つで、

『施無畏(せむい)』という仏教の教えを参考に、香りが作られています。

 

施無畏とは、恐れを無くすこと不安を無くすことを施すということ。

またはそれをもっと平たく言うと、勇気を与えることといった意味で

使われていたりします。

 

あまり聞きなれない言葉ですが、

実はごくごく身近なところにあったりします。

 

それはお寺巡りなどに行った際によく見る仏像の手です。

奈良の大仏なんかがわかりやすいかもしれません。

 

奈良の大仏の右手の形は施無畏印と言われ、

施無畏の教えを手の形で表現しているものだったりします。

(手のひらをこちらに向けて、「やぁ~」と挨拶している感じですね。)

 

それはお参りに来た私たちに、

「恐れることはないですよ、あなたなら大丈夫。」

ということを伝えているんですね。

 

そんな仏さんの手でよくみる施無畏を

お香の香りに込めて制作しました。

 

▼ このお香の香りについて

 
 

香りの特徴は、白檀系の優しい甘みのある香りが特徴です。


天然の香原料の白檀や丁子、甘松などが調合されており、

それらが混じりあうことで、爽やかさと深みが加わり、

淡い華やかな香りの中に深みがあるといった感じの香りとなっています。

 

ですので、

白檀やサンダルウッドの香りが好きな方はもちろんのこと、

お香を普段あまり焚かれない方でも、

奥ゆかしき香りというものを楽しんでいただけると思います。

 

甘い香りと深みのある香りは、勇気を。

爽やかな香りは希望を表し。

不安や恐れがあるなかでも、一歩づつ前に進んでいく、

そんな施無畏の教えが表されています。

 

ぜひご家庭や仕事場などで、

リラックスしたい時、気持ちを切り替えたい時、

集中したい時などにお使いいただければと思います。

 

お客さんが来る前の香りづけとして使用されるのも

いいかもしれませんね。

 

一つ一つ丁寧に調合しお作りしております。

どうぞお香ですごすひと時をお楽しみください。

(お寺の教えが書かれた解説書も好評いただいております。)